終活シリーズ3回目は
終末期の救急搬送と救命処置につき解説します。
一般的に 生命の危険が差し迫った状態で
救急車を呼ぶということは
延命・救命処置をフルコースでやってください
という意思表示になります。
目次
往診医が関わっていない方の場合
命に関わる急変が発生したら 救急搬送が必要です。
心臓や呼吸が停止していたら、
心臓マッサージや人工呼吸等の救命処置が始まります。
定期的に往診医の診察を受けている方の場合
慌てずに往診医に連絡し、助言を受けてください。
◆例えば「高熱を出して お腹を痛がっている」場合。
病状によっては 救急搬送して適切な処置を受けることで
体調が回復する場合もあります。
◆例えば「食事中に窒息し みるみる青くなった」場合。
往診医もしくは看護師がかけつけるのが早いか
救急車を呼んで処置していただくのが早いか
ケースバイケースです。
◆例えば「気がついたときに 呼吸が停止していた」場合。
かねてより老衰や病状の進行がみられ 体力が低下していた場合には
半日前まで血圧が保たれていたとしても
穏やかに旅立たれることもあります。
往診医に連絡して もともとのご病状での死亡が説明可能な場合は
往診医の到着をお待ちいただくのが良いかと思います。(院長 神部)