グリーフケア
医療者の燃え尽き症候群を予防するために
かつて腫瘍内科で研修していた際 私は指導医に質問しました。 「こんなにいい人が 何でこんな若さで亡くならないといけないんだろうって 切なくなることはありませんか?」 G先生は穏やかに答えてくれました。 「末期癌なので 誰 …
終末期のママと 小学生のお子さんの支援を考える
当院ではこれまでに 40歳前後の女性5人の在宅緩和ケアに携わりました。 うち3人には 小学生のお子さんがいらっしゃいました。 ママが ご自身の病状(残された命の時間が短いこと)を お子さんにしっかり伝えていた方もいました …
予後予測には 病状悪化の加速度を加味する。
残された命の時間を予測する際 直近1~3ヶ月の病状悪化の加速度が 今後1~3ヶ月後の病状悪化を予測するのに有用です。 適切な予後予測により ご本人ご家族の心の準備を促すだけでなく 介護休暇等を含めた介護環境を構築し 「こ …
終末期の点滴や経管栄養は お体が処理できる量にとどめる
様々なご病状で 命のともしびが小さくなると 自然に飲食量も減少します。 ご自身で十分な栄養や水分を摂取できなくなったとき 多くは点滴を希望されますが 内臓の働きが全体的に低下する終末期では 1日500mlの水分でさえ 相 …
グリーフケアのための小さな実践
「最愛の家族を自宅で看取る」決断をして 無我夢中で様々なケアを尽くしたご家族であっても 振り返って「もっと優しくしてあげれば」 「もっとできたことが あったのでは」 と思いを巡らせることも少なくありません。 命のともしび …