終末期のママと 小学生のお子さんの支援を考える

当院ではこれまでに 40歳前後の女性5人の在宅緩和ケアに携わりました。 うち3人には 小学生のお子さんがいらっしゃいました。 ママが ご自身の病状(残された命の時間が短いこと)を お子さんにしっかり伝えていた方もいました …

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終末期の排泄ケア(2):体力を温存して楽しいことに使う発想を

神経難病でも 癌の終末期でも 病状の進行に伴い 体力や筋力が低下すると やがてトイレまで行って排泄することも容易でなくなり 途中で転倒して骨折してしまうこともあります。   そうなると「もどかしい」「情けない」 …

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予後予測には 病状悪化の加速度を加味する。

残された命の時間を予測する際 直近1~3ヶ月の病状悪化の加速度が 今後1~3ヶ月後の病状悪化を予測するのに有用です。 適切な予後予測により ご本人ご家族の心の準備を促すだけでなく 介護休暇等を含めた介護環境を構築し 「こ …

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終末期の点滴や経管栄養は お体が処理できる量にとどめる

様々なご病状で 命のともしびが小さくなると 自然に飲食量も減少します。 ご自身で十分な栄養や水分を摂取できなくなったとき 多くは点滴を希望されますが 内臓の働きが全体的に低下する終末期では 1日500mlの水分でさえ 相 …

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意外に難しい 老衰の診断

「老衰で食べなくなり 在宅看取りを希望されました」と 訪問診療にご紹介をいただく方々の中には ご自宅で食欲が回復し 元気になる方もいらっしゃいます。 安定剤を中止するだけで 笑顔が戻って食べられるようになることも。 看取 …

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酒と煙草と在宅緩和ケア

酒と煙草の問題を抱えている 2人の高齢男性がいらっしゃいます。 認知症と酒 ご夫妻で認知症のAさん。 日常生活の全般に 周囲のサポートが必要になってきました。 頼みのご親族より「酒はやめられないんですか?」 ご本人「楽し …

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