在宅でもいろいろな医療的ケアを継続することがあります。
酸素吸入、尿道カテーテルは序の口で
中心静脈のポートから持続点滴をしていたり
医療用麻薬の持続皮下点滴をしながら
退院になることもあります。
私は 在宅では できる限りお体の管を減らし
ご家族が添い寝できるくらいの状態が理想と考えます。
着替えをするにも 体の向きを変えるにも
管はないほうが良い。
特に老老介護の現場で ピーピーとアラームが鳴る機械を携えていては
せっかく自宅で最期までと決めた覚悟も 揺らいでしまいます。
在宅でも グループホーム等の施設でも
がん性疼痛を緩和するには 医療用麻薬の貼り薬が非常に扱いやすいです。
痛みやだるさを最大限に緩和するため 必要な薬剤は使用しますが
ご本人にも ご家族や施設の介護職員にも
ストレスの少ない投与方法を探ります。(院長 神部)