家族のようなグループホームでのお看取り

グループホームは

認知症の方々が家庭的な環境で暮らすための施設で

1つのユニットに 9人の個室と 共用リビングとがあります。

ホームで暮らす期間が長い人ほど

職員との間に家族のような結びつきが感じられます。

お看取り時に 非番の職員も集まる

すべてのグループホームがそうではないけれど

休日であれ深夜であれ お看取り時に非番の職員もかけつけ

涙ながらにお別れするホームもあります。

職員とご家族とで思い出を語りながら

お体をきれいに拭いたり その方らしい服に着替えさせたり。

お別れ後も 悲しみを分かち合う

お看取り後 次の定期診察でホームを訪問する際には

空っぽになったそのお部屋でベッドに手を合わせます。

お茶とお花が供えられていることもあります。

 

「こんなことが あったよね」

「ここでいつも笑っていたよね」

故人の思い出を職員と語りながら 悲しみを共有します。

 

「こないだこの廊下でGさん(故人)の後ろ姿を見たの」

「そっかー。戻って来てたんだね」

嬉しそうに話す職員もいて

やっぱり家族みたいで温かいなと思うのです。(院長 神部)

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