当院ではこれまでに
40歳前後の女性5人の在宅緩和ケアに携わりました。
うち3人には 小学生のお子さんがいらっしゃいました。
ママが ご自身の病状(残された命の時間が短いこと)を
お子さんにしっかり伝えていた方もいましたし
「子どもには伝えたくない」ママもいました。
同居のおばあちゃんが
ママと子の全面サポートをしているお宅もあれば
核家族のお宅もありました。
お子さんが ママとの死別の悲しみを受け止める際に
どんな心の準備があると 衝撃を和らげられるか。
その後も生活していくために どんな関わりが必要か。
ママの気持ち・その他のご家族の気持ちをうかがいながら
多職種で検討し悩みました。
若い世代の緩和ケアおよびグリーフケアは
お子さんへの配慮とともに
仕事をもつ配偶者への配慮
そして親世代への配慮も必要で
非常に悩ましいです(院長 神部)。