がん性疼痛と医療用麻薬
がんの病状進行により痛みが増強しつつも 鎮痛薬の使用に消極的な方々がいらっしゃいます。 「我慢できないほどではないんです」という方には 我慢しても何も良いことはありません と伝えます。 痛みのために睡眠不足 …
医療全般や 訪問診療に関連した制度につき解説します。
がんの病状進行により痛みが増強しつつも 鎮痛薬の使用に消極的な方々がいらっしゃいます。 「我慢できないほどではないんです」という方には 我慢しても何も良いことはありません と伝えます。 痛みのために睡眠不足 …
亡くなる際に 心臓が先に止まって 直ちに呼吸も止まる場合もあれば 呼吸が先に止まって まもなく心臓も止まる場合もあります。 どちらが先に止まるかは 命のともしびが小さくなりゆく過程で 血圧低下が現れるか 無呼吸が現れるか …
「老衰で食べなくなり 在宅看取りを希望されました」と 訪問診療にご紹介をいただく方々の中には ご自宅で食欲が回復し 元気になる方もいらっしゃいます。 安定剤を中止するだけで 笑顔が戻って食べられるようになることも。 看取 …
アリセプトは 認知症の進行を抑制し 活動性を高める良い薬ですが 心身の活動性が高すぎる方では アリセプトを中止することで 落ち着きを取り戻すこともあります。 怒りっぽい、絶えず動き回る、いろいろ気になって落 …
酸素吸入と人工呼吸器に関する過去の記事で 説明が不十分であった箇所を補足します。 酸素吸入(鼻カニューラ、酸素マスク) 空気中の酸素は 約21%です。 鼻カニューラや酸素マスクを通して 1分間に1~5Lの流量で酸素を流す …
高齢者は 一瞬で転びます。 転んでも 打撲程度で済めばよいのですが 大腿骨を骨折して手術が必要になったり 頭皮がパックリ切れて大量に出血したり 寝たきりになって認知症が進行したり 様々な弊害を起こすこともあります。 高齢 …
終活シリーズ最終回は 訪問看護と 制度(医療保険・介護保険)の概要につきご説明します。 様々な医療的ケアを受けながら 在宅で生活するには 訪問看護師さんが不可欠です。 訪問看護(以下、訪看)には 制度上の分類で以下の2種 …
終活シリーズ4回目では 栄養摂取の方法と生活場所につき解説します。 様々な病状で 生命維持に必要な水分と栄養を 口から摂取できなくなる状態が生じます。 ◆他の内臓に問題がない場合は 適切な栄養管理をすれば10年以上にわた …
終活シリーズ3回目は 終末期の救急搬送と救命処置につき解説します。 一般的に 生命の危険が差し迫った状態で 救急車を呼ぶということは 延命・救命処置をフルコースでやってください という意思表示になります。 往診医が関わっ …
例えば かかりつけ医のいない100歳ばあちゃんが 自宅でピンピンコロリの大往生を遂げたとします。 その後 自宅に警察がやって来るなんて展開を どのくらいの方が想定されているでしょうか? どのような最期を迎えたいか?を考え …