高齢者が転倒しやすい要因と その予防策
高齢者は 一瞬で転びます。 転んでも 打撲程度で済めばよいのですが 大腿骨を骨折して手術が必要になったり 頭皮がパックリ切れて大量に出血したり 寝たきりになって認知症が進行したり 様々な弊害を起こすこともあります。 高齢 …
医療保険での訪問看護・介護保険での訪問看護
終活シリーズ最終回は 訪問看護と 制度(医療保険・介護保険)の概要につきご説明します。 様々な医療的ケアを受けながら 在宅で生活するには 訪問看護師さんが不可欠です。 訪問看護(以下、訪看)には 制度上の分類で以下の2種 …
生命維持に必要な水分と栄養を 口から摂取できなくなったら
終活シリーズ4回目では 栄養摂取の方法と生活場所につき解説します。 様々な病状で 生命維持に必要な水分と栄養を 口から摂取できなくなる状態が生じます。 ◆他の内臓に問題がない場合は 適切な栄養管理をすれば10年以上にわた …
終末期の救急搬送と救命処置について
終活シリーズ3回目は 終末期の救急搬送と救命処置につき解説します。 一般的に 生命の危険が差し迫った状態で 救急車を呼ぶということは 延命・救命処置をフルコースでやってください という意思表示になります。 往診医が関わっ …
自宅で死亡後に警察が来るのは こんな時
例えば かかりつけ医のいない100歳ばあちゃんが 自宅でピンピンコロリの大往生を遂げたとします。 その後 自宅に警察がやって来るなんて展開を どのくらいの方が想定されているでしょうか? どのような最期を迎えたいか?を考え …
終活と人生会議(ACP)を考える
終活カウンセラーのW氏よりリクエストをいただき 終末期医療にまつわる現状と 意思決定に役立つ基礎知識や制度につき 5回シリーズで特集してみます。 はじめに 終末期といっても そのバリエーションは多岐にわたります。 ◆95 …
終末期の排泄ケアを考える:「下の世話になりたくない」
Oさん(70代)は亡くなる日の朝まで 娘さんの介助でトイレに行きました。 慢性呼吸不全のため その都度息苦しくなるのですが ベッド上での排泄は 頑なに拒否していました。 末期癌のKさん(90代)は 「娘に下 …
人工呼吸器の理解のために(3):「人工呼吸器(TPPV)は延命治療ですか?」への回答
「人工呼吸器(TPPV)は延命治療ですか?」 の問いに対する回答は 「延命治療か否かはケースバイケースで 一線を引くことはできません。 また様々な倫理的・社会的問題も含んでいます」 例えば 以下のA~Cさん …
人工呼吸器の理解のために(2):気管挿管および気管切開下での人工呼吸器(TPPV)
人工呼吸器(TPPV)は 様々な理由により 自力で十分に呼吸ができない時に 気管内に管を通して 空気を確実に肺に送り込み 体内に酸素を取り込んで 二酸化炭素を排出させるための装置です。 酸素吸入と鼻マスク式 …
人工呼吸器の理解のために(1):酸素吸入と人工呼吸器の違い
①酸素吸入と人工呼吸器の違い ②鼻マスク式人工呼吸器(NPPV)と 気管切開下の人工呼吸器(TPPV)の違いにつき ざっくり解説します。 酸素吸入と人工呼吸器の違い 呼吸とは 吸い込んだ空気中より 肺で体内 …