人工呼吸器の理解のために(1):酸素吸入と人工呼吸器の違い
①酸素吸入と人工呼吸器の違い ②鼻マスク式人工呼吸器(NPPV)と 気管切開下の人工呼吸器(TPPV)の違いにつき ざっくり解説します。 酸素吸入と人工呼吸器の違い 呼吸とは 吸い込んだ空気中より 肺で体内 …
東北八重ひまわり(花言葉:活気がある)
季節外れではありますが こんな時季だからこそ 花からパワーをもらう。 東北八重ひまわりの花言葉は 「活気がある」だそうです。 しかもこの写真は 100歳のIさんの庭で撮らせてもらいました。(院長 神部)
ご本人の想い・ご家族の想いが異なることもある
ご本人の想いとご家族の想いが ほぼ一致していることもありますが 中には正反対の方向を向いていることもあります。 またご家族内で様々な想いが 混在していることもあります。 Uさん「最期まで家にいたい」・娘さん「最期は入院し …
残薬を確認してから処方する
初回の訪問診療時に確認するポイントの1つが 処方薬です。 今までのお薬を見せてくださいと言うと 3ヶ月分以上の薬がごそっと出てくることもあります。 薬を見れば ご本人が処方薬を適切に内服できているか? ご家族が薬の管理を …
家族のようなグループホームでのお看取り
グループホームは 認知症の方々が家庭的な環境で暮らすための施設で 1つのユニットに 9人の個室と 共用リビングとがあります。 ホームで暮らす期間が長い人ほど 職員との間に家族のような結びつきが感じられます。 お看取り時に …
看取るだけではない訪問診療(3):心身の安定維持を図る
脳卒中後遺症や認知症の方々の訪問診療では 劇的な症状改善は望めないけれど 心身の状態が長期に安定して維持できるよう配慮します。 身体の安定維持のために 日常的に食事量や体重、血圧等を把握しながら 定期的に採血で栄養状態は …
看取るだけではない訪問診療(2):病診連携で癌治療を支える
高度で専門的な治療を行う「病院」と 在宅生活を24時間体制で支える「診療所」が連携し それぞれ役割分担しながら治療と緩和ケアを行うことを 「病診連携」といいます。 当院ではこれまでに 乳癌(2人)、肺癌(2 …
看取るだけではない訪問診療(1):退院後に体力が回復した方々
訪問診療の対象となるのは 「自力での通院が困難な人」です。 訪問診療では 老衰や脳卒中後遺症、癌の終末期や神経難病の方々が ご自宅で安全に穏やかに暮らせるよう 医療の側面からお支えします。 暮らしの延長線上 …
ご家族に心の準備をしていただくための病状説明
末期がんに限らず 命のともしびが小さくなりゆく過程を見守る際には ご家族に心の準備をしていただくための病状説明が不可欠です。 多くの場合「近しい家族をご自宅で看取る」経験は初めてで 不安に押し潰されては ご本人にとっても …
ALS診療で出会う辛さ
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は 全身の筋力が低下し 自力での呼吸も困難になる難病です。 現在当院では7人のALSの方々を診療中で (うち3人が人工呼吸器を装着して生活中) これまでに8人のALSの方々をお看取りしました。 …