大正生まれの大往生

2020年になって3月10日までに 私がお看取りした13人のうち 大正生まれ(94歳以上)は7人でした。 亡くなる半日前まで 血圧100以上を保っていたり しっかり意思表示されていたり ご本人らしい「大往生」に何度も出会 …

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ご本人の想い・ご家族の想いが異なることもある

ご本人の想いとご家族の想いが ほぼ一致していることもありますが 中には正反対の方向を向いていることもあります。 またご家族内で様々な想いが 混在していることもあります。 Uさん「最期まで家にいたい」・娘さん「最期は入院し …

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ご家族に心の準備をしていただくための病状説明

末期がんに限らず 命のともしびが小さくなりゆく過程を見守る際には ご家族に心の準備をしていただくための病状説明が不可欠です。 多くの場合「近しい家族をご自宅で看取る」経験は初めてで 不安に押し潰されては ご本人にとっても …

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ALS診療で出会う辛さ

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は 全身の筋力が低下し 自力での呼吸も困難になる難病です。 現在当院では7人のALSの方々を診療中で (うち3人が人工呼吸器を装着して生活中) これまでに8人のALSの方々をお看取りしました。 …

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「あとどのくらい生きられますか?」の質問に向き合う。

「あとどのくらい生きられますか?」の質問は、 思わずたじろぐ質問の一つといえるでしょう。 もちろん正確な余命予測は困難ですが、 質問の真意を図りながら、逃げずに向き合います。   占い感覚で質問するばあちゃんの …

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介護者を支えるための実践(施設職員編)

有料老人ホームやグループホームの 入所者に対する訪問診療では、 介護職員が安心感をもって 日々のケアを継続し 自信を持って経験を重ねられるよう、 主治医として配慮します。 それが、ひいては地域の在宅ケアをより良くするため …

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