グリーフケアのための小さな実践
「最愛の家族を自宅で看取る」決断をして 無我夢中で様々なケアを尽くしたご家族であっても 振り返って「もっと優しくしてあげれば」 「もっとできたことが あったのでは」 と思いを巡らせることも少なくありません。 命のともしび …
あおぞら在宅診療所富谷仙台は、宮城県富谷市で在宅医療を専門に診療しています。地域の多職種で円滑に連携し、暮らしを支えられるよう取り組みます。ブルーベリーは富谷のシンボルです。
「最愛の家族を自宅で看取る」決断をして 無我夢中で様々なケアを尽くしたご家族であっても 振り返って「もっと優しくしてあげれば」 「もっとできたことが あったのでは」 と思いを巡らせることも少なくありません。 命のともしび …
在宅でもいろいろな医療的ケアを継続することがあります。 酸素吸入、尿道カテーテルは序の口で 中心静脈のポートから持続点滴をしていたり 医療用麻薬の持続皮下点滴をしながら 退院になることもあります。 私は 在宅では できる …
酒と煙草の問題を抱えている 2人の高齢男性がいらっしゃいます。 認知症と酒 ご夫妻で認知症のAさん。 日常生活の全般に 周囲のサポートが必要になってきました。 頼みのご親族より「酒はやめられないんですか?」 ご本人「楽し …
癌の末期や神経難病の方々を診療していて ご本人より 「早く逝きたい」 「もう終わりにしてください」と懇願されることもあります。 思わずたじろぐ話題ですが 逃げずに向き合います。 (医療者が 人為的に終わりにすることはでき …
Oさん(70代)は亡くなる日の朝まで 娘さんの介助でトイレに行きました。 慢性呼吸不全のため その都度息苦しくなるのですが ベッド上での排泄は 頑なに拒否していました。 末期癌のKさん(90代)は 「娘に下 …
ご本人の想いとご家族の想いが ほぼ一致していることもありますが 中には正反対の方向を向いていることもあります。 またご家族内で様々な想いが 混在していることもあります。 Uさん「最期まで家にいたい」・娘さん「最期は入院し …
初回の訪問診療時に確認するポイントの1つが 処方薬です。 今までのお薬を見せてくださいと言うと 3ヶ月分以上の薬がごそっと出てくることもあります。 薬を見れば ご本人が処方薬を適切に内服できているか? ご家族が薬の管理を …
グループホームは 認知症の方々が家庭的な環境で暮らすための施設で 1つのユニットに 9人の個室と 共用リビングとがあります。 ホームで暮らす期間が長い人ほど 職員との間に家族のような結びつきが感じられます。 お看取り時に …
末期がんに限らず 命のともしびが小さくなりゆく過程を見守る際には ご家族に心の準備をしていただくための病状説明が不可欠です。 多くの場合「近しい家族をご自宅で看取る」経験は初めてで 不安に押し潰されては ご本人にとっても …
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は 全身の筋力が低下し 自力での呼吸も困難になる難病です。 現在当院では7人のALSの方々を診療中で (うち3人が人工呼吸器を装着して生活中) これまでに8人のALSの方々をお看取りしました。 …